黒田勝弘氏が説く釜山EXPO招致失敗

以下は、黒田勝弘氏のエッセイ。

キーワードは「チャル、テゲッチョ(うまくいくよ)되겠지요  going to become? if statement??

さすがに練達した文。無駄がない。しかも韓国人の思考スタイルをよく知る人の卓見。

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ソウルからヨボセヨ 釜山万博落選の韓国人論


ソウルから
ヨボセヨ

2030年の万博開催地に立候補していた韓国・釜山の落選をめぐって、失望とともに責任論が持ち上がっている。大統領が先頭に立ち挙国的に誘致運動を展開してきたからだが、韓国ウォッチャーにとってはその勝ち負けや政治的影響より、事前の圧倒的楽観論と「捕らぬ狸の皮算用」的な盛り上がりぶりが韓国人論として興味深かった。

釜山万博計画は2025年大阪・関西万博の後ということで、当初から東アジアでの連続開催は無理な話だった。韓国では1次投票でリヤド(サウジアラビア)に負けても決選投票の2者対決で勝てるという展望がもっぱらだったが、結果は1次投票でリヤドが3分の2以上の119票(釜山は29票)を得て圧勝したため決選投票はなく、そこで終わってしまった。

結局、官民挙げて票読みに失敗したのだ。メディアは今になって政財界をはじめ関係者の情報収集能力や客観的分析力を批判しているが、メディアだって楽観論一辺倒で勝利ムードを盛り上げていたくせに。

韓国人は楽観論や希望論が多く「チャル、テゲッチョ(うまくいくよ)」が口ぐせだ。あるいは「こうあるべきだ」という〝べき論〟を好む。よくないことやイヤなことを考えると不愉快だから軽視、無視する? 今回、国家的規模でそうなってしまった。(黒田勝弘)

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