日本経済新聞インタビュー記事「李赫 駐日韓国大使」は読みごたえあり
日本経済新聞の「登場」欄に、駐日韓国大使として9月末に着任した李赫大使が取り上げられていた。 このインタビュー記事が名文であるのは、冒頭の一句でわかる。予想を裏切る文面から始まる。 「時折見せるはにかんだ表情が控えめな気質をのぞかせる」 そして、掉尾の文面は 「26日の着任早々、自らに課した言葉は重かった。『韓日関係を絶対後退させず、さらに進展するよう最善を尽くす』」 である。この二つの文で、全体を見通せる構成になっており それが名文のゆえんである。 そして、冒頭と末尾に挟まれた文劭は ①~た ②~た ③~た ④~た ⑤~だ とテンポよく進み、次に ⑥「まずは~~自負が垣間見える」 とあり、I読み手を現在に引き戻し、 ⑦~た と続き、掉尾の文へと連なる。 実に上手な筆運びである。これを達意の文と呼ぶべきだろう。 この記者の修練はいかになされただろうか。多くの書籍を読み漁ったか、あるいは鬼軍曹による添削か? いずれにせよ熟慮の上で執筆された文面であり、その筆力に驚く。